2008年7月17日木曜日

カラーテープで


7月13日の公開授業では、6グループ、6色のカラーテープ(梱包用5cm幅、500m)をつかって、至誠館4階の教室から屋上庭園エリアでの作業となりました。
指示は、通行に支障の無いことと、安全面での注意と条件を提示した程度で、あとは学生に任せました。
約2時間ほどの作業後、休憩を挟んで鑑賞会。鑑賞は各グループごとにそれぞれガイド。気に入ったところや気付いたこと、気遣ったことなどを述べてもらいました。
当日は、晴天で空のブルーが映えて、テープの色が冴えていました。風でテープが踊る姿や音が面白く、また、地面や壁に映る影も気持ちよかったようです。


至誠館の階段部は、下まで一直線なので、テープを落っことすと大変危険です。
最初は、ちまちましていた感じが、場所に慣れてきたのか徐々に大胆にテープを張り渡すようになり、また、巨大なあやとりのように編みこみ始める部分も出てきて変化が生まれました。さらに、身近なものをぶら下げたりして他の遊びの要素も顔を出してきました。
このwsは、いろんな場所で展開が可能です。
終了後は、夕日を眺めて片付けです。とりあえず丸めてボール状にして一部を教室につるしました。
片付け方には、まだ工夫の余地がありそうです。単にゴミ扱いしないでおいしい味わい方をして参加者に持ち帰りが出来ないかと思います。

2008年7月4日金曜日

泥ドローイング


6月12日泥でのドローイング
「描く」ことは、なにがしかの対象となるイメージが先行しがちですが、ここでは材料や道具、そして何よりも描くというしぐさや手や身体の動きや気持ちのありように注目します。
最初は土を乳鉢で細かく砕いての絵の具作りから。
次に、紙との定着剤としてボンドをまぜます。
水と土とボンドの分量によって粘り気や流れ、感触の違いを感じ取り試行錯誤します。
描き始めとして;あえて不自由な状態にしての「書き」からはいります。

ここでは筆に70㎝ほどのひごを縛りつけ、そのひごを持ってかきます。
ロール紙に歩きながら描きます。筆を廻したり、たたいたり、くねったり、ゆらしたり、、、と歩く動作と描く動作ののたうちです。
最後に、フィンガーで直に描きます。なでる、ひっかく、たたく、おしつける、こねる、うねる、、、、と手の動きにつれて気持ちの動きが見えてきます。
「描くこと」は、気持ちを記すことということが実感として伝わってきます。

2008年6月14日土曜日

6月5日色、色遊び

からだとマテリアル;色は、音や匂いのように身体全体に働きかけてくる。



ws色探し;身の回りにどんな色があるか、探してみる。
目に飛び込んでくる見え方、見方とサーチするという探す、探索するという見方、見え方。
ws新聞紙からある特定の一文字(ひらがな)を特定の色に割り振り、塗りつぶしていく。
例、「あ」を<赤>、「い」を<橙>、「す」を<青>、などに。

色彩について;カンディンスキーの絵、絵と音楽、『コンポジション』(作曲)というビジュアル・オーケストレーションの話

ws『家具の音楽』エリック・サティのCDサウンドを聴きながら
色でマチエールづくり;水性絵の具を用いて<色遊び>


2008年6月9日月曜日

2008.5.30 木をつくる


準備:角材の切りかす、削りかす
内容:価値の転換〜新たな価値を与える。


作業手順:
「のこぎりで切る」「のみで削る」で出たかすから自由につくる。
たとえば、
  接着剤を混ぜて、粘土をつくる。
  色を加えて、絵の具をつくる。
  砂絵のような画面をつくる。
  削りかすを一片ずつ組み立てる。
など。





素材を手で感じながら、手で考え発想を拡げてみよう。

2008年6月4日水曜日

森の材料で造形遊び


5月22日(木)②身体で表現すること<場所の知覚>
●第21講時 フィールド・ウオッチィング;キャンパス・ウオーキング、
導入;キャンパス・ウオーク/A7ポケットに目に付いた断片を拾う。
造形材料を森で集める。生の枝や葉をとらないこと。落ちてるもの、剪定されているものを基本に。
準備/クラフトナイフ、A7ポケット、タコ糸、のこ、ひも類、他

●第22講時 小枝と森の材料で造形;動物、スタビル・モビール、その他
集めた材料をトリートメント;
材料を丁寧に洗ったり、削ったり、磨いたりして調整(トリートメント)する。
この作業から、材料の質を感じ取ることができる。同時に、材料のかたちや性質から見立てや○○○みたい、○○○にみえる、、など、想像を働かせよう。

生き物をつくる;動物、昆虫、魚、鳥、架空の生物のような、生きてるものをつくる。足は何本、手は、目鼻は、頭、胴体、くち、耳、等等から想像を引き出そう。
つなぎの仕方;縛る、接着、継ぎ手で、グルーガン、、、



5月29日(木)
●第 25-26 講時 (継続)森の材料で造形;
たたせる、支える
バランスをとる
関節、可動部をつくる
接合部を工夫する
場所とかかわらせる
シーンを生み出す
できたものを教室の場所とかかわらせて展示する。他の授業にも邪魔にならないよう教室にインスタレーションする。

2008年5月26日月曜日

5月23日 《人間たてばんこ》

等身大の自分をつくる。
───汗をかいて作品をつくる。
───大きなものを丈夫につくる。







1、板段ボールの上に寝転がってポーズを取る。
2、鉛筆で輪郭を取っていく。
───友達同士で協力しよう。
3、絵具やポスカで絵を描いていく。
4、糸ノコで切り抜く。


身体を縁取る感覚の面白さを大事にしよう。

2008年5月17日土曜日

5月15日 (継続)オリジナルの「積み木」をつくる


積み木の制作のつづき;
木のブロックを不定形に切り出して積み木をつくる。
ここでは、木の堅さや、木目の繊維の方向とナイフの通りなど、道具や材料の肌触りを体験。
展開その1;針金で作ったハリガネマンとのかかわりで組んでみる。
展開その2;机をステージに見立て、二人、三人とかかわらせて、なんらかのシーンをつくってみよう。
展開その3;教室の外に出て、外にある実際の事物や場所とかかわらせてみよう


サンドペーパーで磨くと手触り感が、変化する。
この積み木の特徴は、積みにくいこと。
あえて、積みにくく不定形な形ゆえに、木片が与えてくれるかたちを探すことになる。
アフォーダンスという、木片が、「こうつんでよ!」っていってる声が聴こえるかな。

バランスマンの視点を意識することで、巨人の国のガリバーのようにスケール変化を楽しもう。

インスタレーションとは?
installation:名詞/据付、設置、架設、(ソフトの)インストール、
install;動詞/(中にin置くstall);(場所に)取り付ける、据付ける、設置する、(人を)任命、任用する
「いま・ここ」という、場所とのかかわりは、ライブな生きた時間と空間との対話であり、かかわり方であるといえます。即興的、間に合わせ的な「いま・ここ」との応答力とは、なんだろうか?

2008年5月13日火曜日

5月9日 なわのわな

1、1mの荒縄をほぐす。
2、自分なりの別の法則で再構成してみよう。
  100本にほぐせば? 1000本ならば?
    長さ=100m、1000mの線が生まれる。
    太さ=わらの幅が5mmならば、500mm、5000mm




身の回りの材料を素材まで戻し、価値の転換を図ることによって、新たな価値を与えてみよう。

5月9日 「わたし」が見ているこの世界《がらすごし》

1、画面には、書類などを挟むのに使う透明なA4カードケースを用意する。
2、カードケースを遠ざけたり近づけたりしながら、画面の中にどのように風景を納めることができるか工夫すること。
3、描きたい風景を決めたら、透明な画面越しに風景のかたちを油性ペンで写し取っていく。
4、うまく描くためには、いくつかのルールを守らなければならない。それがどんな規則なのか、描いていきながら気づく。
5、眼をどのように使っているのかを意識してみること。
    右目? 左目?
    動かす? 動かさない?




絵を描く時、自分の眼をどのように使っているのかを意識すること。
ある瞬間に、ある位置から、ある方向を向いた時に見える世界の姿。
それは、他の誰でもない「わたし」が見ることで初めて現れる、「わたし」だけの世界像である。


2008年5月8日木曜日

5月8日 オリジナルの「積み木」をつくる

第12講時 「積む」;場とかかわる、インスタレーション
材料;木片、ノコギリ、サンドペーパー、クラフトナイフ、クランプ類
木片を5~8ピースほどに(それぞれ異なる形に)切り分ける。指示・確認;ノコギリの扱い方

積みにくい積み木は、積むこと自体へのバランスや形状を気づかせてくれることで多くの示唆を生む。ここでは、場とのかかわりという視点から、インスタレーションという形式について考えてみるきっかけをつくりたい。
六つ割の木片をノコギリで5~8片に切り分ける。出来るだけ異なる変化のあるかたちに。
木片をクラフトナイフで削る。指示・確認;クラフトナイフの扱い方
サンドペーパーで磨く。指示・確認;サンドペーパーの扱い方
サンドペーパーで磨くことで、手触り感の変化を楽しんでほしい。
学生たちは、黙々と集中していた。(作業の継続、次回へ)

5月8日 「立つ」ことから


「立つ」ことから
「からだ」で「かたち」に引き続き、今回は「立つ」という行為への気づきをねらいとしてみる。重力を感じることから均衡というバランスをとることを「かたち」として意識してみる。材料の質、ここではハリガネと木の性質を感じて欲しい。
導入として目を閉じて片足で立ってみる。両足をついたら席に着く。
3分経過で3名が立っていられた。
重力、重心を遊びとするこどもの玩具にはどんなものがあるのだろうか?
「やじろべー」、「独楽」、「だるま落とし」など、など。


5/08●第11講時 「バランスをとる」;重力と重心、そして動き
材料;結束線
3本の結束線をねじって、ヒト型をつくる。作業手順は別紙。
ヒト型に関節を付けることで動きある表情が生まれる。
バランスをとって立たせてみよう。そのポーズを実際に真似してバランスマンに感情移入してみる。
発展として、モノを持たせてみよう。さらに、二人、三人とかかわらせてみよう。
漫画の吹き出しの要領で、バランスマンの台詞をつけてみよう。鑑賞・発表

2008年4月25日金曜日

のみで削る

前回の「のこぎりで切る」時間では、隙間を埋めるドローイングを行ないました。
今回は、隙間をつくるドローイングから始めます。

スケッチブックの片隅から、画面を削るように描いてみよう。
右手で、左手で、両手で。



角材をのみで、削ってみる。
自分の身体は、どう反応するだろうか。
道具や材料は、どう反応するだろうか。



ひたすら削る行為から、何が生まれてくるか観察してみよう。



4月24日 WS10;からだのかたどり


二人ペアになる。ひとりがモデル、も一人はかたどる。材料は、1mのわら縄
ここでは、床に寝転んでの人型づくりとなったが、<跡のかたち>からどんなことが引き出せるか感じ考えてみる。
次に、できたかたどりのかたちにどんな仕草かを想像してポーズしてみる。(入り込んでみる)
<跡のかたち>は、写真の原型でもあること。夏の太陽による日焼けの跡、小雨の降った車の跡、影のシルエット、など、身の回りの<跡のかたち>を探してみよう。
参考;ポンペイ遺跡のひとがた、原爆の光で焼きついた跡、路上観察のトマソン、

WS09; ブラインド・ウオーク


盛り上がった気持をクールダウンするためにも目を閉じてのウオーキングを試みる。
最初は、二人一組になって、前後に並び、前の人(ガイド役)の人の肩に手を置き、目を閉じる。(このとき、右手で相手の左肩を、もしくは左手で相手の右肩をというように歩くときに足がぶつからないように注意する。)
目を閉じる人は、肩に置いた手でガイドの人に合図すること。ことばを使わないで、手の握りや、ポンポンとたたいたりして、「もっとゆっくり」とか、「ちょっと待って」などの合図をすること。
全体の笛の合図で3分間、部屋の中を歩き回る。
どんな感じがしたか、感想をのべあうと、「怖かった」、「なんかがぶつかる気がした」、「床をする音が妙に気になった」、「部屋の大きさがわからなくなった」、「自分がいまどこにいるのかがわからない」、「相手が頼りになった」、「窓からの風や光、音などが感じられた」など。
次のステップは、前後に並んで前の人が目を閉じる。後ろの人がガイドとなります。
ルール;止まれの合図=ガイドは、両手を肩に置きます。
両手を離して=前に進め
右肩をたたく、手を置く=右に進め(左肩=左に進め)
全体の笛の合図で2分間歩き回る。
感想;「もっと怖かった」、「足がすくんだ」、「不安」、「別のこと考えたら平気だった」など。
ブラインド・ウオークは、相手とのトラストという信頼する感覚が自覚される。目を閉じるだけで「歩く」という行為が一変することは多くのことを気づかせてくれます。

WS08;人間チェアとスタンドアップ


(参考資料/『野外ゲームの達人』花背山の家、京都市小・中学校野外教育研究会共著、北大路書房)
人間チェア;サークルに並んで、「回れ右」。前の人の肩に手をかけ、合図でゆっくりと後ろの人の膝に座る。全員が座れたら両手を離しカウントダウン。「10,9,8、、、」と終了合図でゆっくりと立ち上がる。みんなの息を合わせるという一体感と、できたときの達成感は、みんなのからだを解きほぐしてくれます。
スタンドアップ;二人一組になって、向かい合って座る。両手を握り、膝を立てつま先を合わせて、「いっせのー」で立ち上がる。三人、五人、10人と人数を増やしていく。
ここでは、助け合うというシンプルな関係が見えてきてチャレンジする気持をかきたててくれる。
これらも「からだ」を通じた「かたち」となって自覚できてくる。

4月24日 「歩く」;感覚と表現行為


授業テーマについて;直接からだを動かすことで感覚がどのように変化していくのかを考えてみる。ここでは日常の中でもっとも基本ともいえる「歩く」ことからはじめてみます。人は生まれた当初は歩けないわけで、成長とともに歩くことを獲得していきます。寝返りやハイハイから、立ち上がり、つたい歩きと歩くことを思い起こし想像しながらからだの感覚に聴いてみよう。
場所;楽心荘にて
WS07;ウオーキングから
Act1;ランダム歩き;特に当てもなくゆっくり歩き回ります。
Act2;からだが暖まり、馴染んできたら、笛の合図で身近な人の肩に手を乗せて歩きます。合図で、元のランダム歩きに戻ります。(数回繰り返す)
Act3; 次は、肩に手を添えないで、そっと後ろについて歩きます。自分の後ろの気配を感じて、別の人の後についたり離れたりしてつながりを感じてみます。
Act4;30メートルほどの麻のロープをつかって、それぞれがロープを握ってつながります。歩きながらできるロープのかたちを工夫してみる。
サークルから渦巻状に、そして八の字状になど。
Act5;ロープを握ってサークル状にならぶ。そこからの変形として、「この人を起点に三角形にならんで!」(正三角形、二等辺三角形、四角形、正方形、などと展開)
30名30メートルのロープを手にすることで、他者との距離感やかかわり方、全体でどうするかということなど、からだを動かしての理解の仕方は、とてもわかりやすく応答力が問われる結果となった。

2008年4月18日金曜日

のこぎりで切る




切るドローイング
線の引き方を変えてみよう。
  • 上から下に
  • 下から上に
  • 右から左に
  • 左から右に

のこぎりで切る
つくる作業のなかで見つけることに注目しよう。

「手で考える」ための導入《しろいろくろいろ》


つくる行為によって、実際にどんなことが起こるのか見つける。

手で揉む、鉛筆で塗ることによって、素材や道具がどのように変化するのか注目しよう。
できあがる作品だけではなく起こる現象に注目するために、作業を進めながらメモをとろう。
五感を使って変化を見つけよう。

一見些細と思われることを、作業としてあえて“わざわざ”やることによって、
初めて見えてくる世界がある。


2008年4月17日木曜日

第2講時 「見ると触る」;目で触るってどういうこと?



WS06 ;コンタードローイング
二人ペアになる。向き合って目線の動きを手に持つ鉛筆などに伝えて描く。画面を見ないで、線は連続して画面から鉛筆を離さないで描く。
描き終えたら、画面を少しトリートメントしよう。例えば、口紅をさすとか、肌の色を塗るとか、背景を描くなどして画面を整えよう。
展示鑑賞会

WS05; 水平線を引けるだけ引こう


(A4画用紙、同上)
はじめに天地2本の水平線を引く。次に、目で見て真ん中に線を引く。順次、あいだの真ん中に線を引いていく。もう引けないところで終了。

マインドドローイング


授業テーマについて;< フォルメン線描>とエミリー・ウングワレーの紹介から
からだを動かす⇒気持が動く⇒動いたかたちで⇒からだを動かす⇒、、、
<からだ>と、<きもち>と、<かたち>のつながりを感じ取ろう。
<いのち>の生まれる<かたち>とは?
WS00;導入としてグループ分けで気持ほぐし(8名で4グループ)
Which do you like バナナ/イチゴ? うどん/そば? たこ焼き/お好み焼き?
WS04;音にあわせてドローイング(A4画用紙、鉛筆、マジック、クレヨンなど)
太鼓、鐘、オカリナで音を出し、それをきっかけにしてドローイングする。
できたものに名前をつけよう。タイトル、画面から思いついたことばなど。
壁面展示、鑑賞

2008年4月10日木曜日

「わたしというわたし?」


WS02;顔を描いてもらう (4グループ8名で、1分間で廻し描き)
クレヨン、クレパスを一人一色持つ。スケッチブック画用紙
鑑賞会
WS03;名前のはなし (できた話を顔の裏面に描く)
発表
スケッチブックに綴じる。


●まとめ;発想について(別紙資料)
発想のキーワード 身体・ことば・イメージのかかわりについて

「からだと表現」導入

授業テーマについて;身体感覚による気づきと表現とはなにか?
2007年度ドキュメントについての感想を聞く。
『喜怒哀楽』という感情について、気持とからだのかかわり
導入として;
WS00サークルワークショップで気持ほぐし
からだが動かない;手を打つ(一拍、二泊、一拍、、、)、そこに声を出す。
WS01;フルーツバスケット
気持が弾む、からだが暖まる。
下宿している人、コーヒーより紅茶が好きな人、メガネをかけてる人、4月生まれの人、、、など、クラスのプロファイルが見えてくる。